Suicide Forest / Faith of Gestalgt

Faire un dossier sur la scène black metal japonaise, ce n'est pas s'intéresser uniquement aux groupes connus de tous. Pour savoir comment se compose ce petit univers, il fallait poser des questions à une formation underground total. Et là, j'ai trouvé mon bonheur auprès du dénommé Suicide Forest qui a déjà multiplié les projets, avec lesquels il enchaine les sorties à un rythme fou tout en limitant chacune d'elles à moins de 50 exemplaires.
Vous allez découvrir un personnage original, qui pourra vous sembler allumé, passionné, immature, torturé, pathétique, touchant...
J'ai préféré ne pas couper ses interventions pour respecter le plus possible le personnage, alors prenez un gros bol de café, vous en avez pour une heure de lecture au moins...

1. 自己紹介をお願いします。何歳ですか？いつからブラックメタルを知っていますか？どうやってBMに出会いましたか？好きなバンド？「Sacrifier au diable」というアルバムもあったけどフランス語です。フランスのバンドから影響を受けました？自分もBMを始めようと思ったきっかけは？

フランスの皆さん、初めまして!
日本でブラックメタルバンド"Suicide Forest"でボーカル兼リーダーをやっていますNocturnal Noirです!本名はMasataka Kojimaと言います!
私は1986年生まれの28歳です。
幼少からpianoを習っていてguitarやボーカルを始めたのは17歳の時です。
現在はボーカルの他にpianoと7-strings guitarを担当しています。

私のブラックメタルとの初めての出会いは、少し一般的ではないのですが、元々私は日本のGothicバンド&visual keiバンドMALICE MIZERやMoi dix Moisを熱心に聴いていました。
特にMoi dix Moisはボーカルこそクリーンボイスですが、曲調は完全にシンフォニックブラックメタルでした。
しかし、このバンドはScream、Deathvoicesをほとんど使わないため、私はオペラ歌唱法と狂ったScreamが同じように使いこなせるバンドを探し求めました。
探し始めたのが2008年くらいの出来事です。
そこで出会ったのが日本のブラックメタルバンド"Arkha Sva"でした。
彼等の音楽スタイルは当時の私にとってすさまじく強烈な印象を残しました。
Arkha Svaと言えばフランスの皆さんも知っている方が多いでしょう。
とにかく、激しい叫び声とオペラボイスの組み合わせに驚きとても聴き入りました。

そこから段々ブラックメタルに目覚めていき、音質の悪い破壊的なバンドを求めるようになり、フランスのLes Legions Noiresに所属しているバンド(例えばMutiilationやVlad Tepes Black Murder)や日本のprimitiveブラックメタル、そしてノルウェーの初期ブラックメタルやSilencer、MALVERY等の狂ったボーカルのDSBMを聴くようになり、もちろんprimitiveブラックメタルだけでなく、フランスAnorexia NervosaやノルウェーのArcturusなどのclassic要素のあるシンフォニックブラックメタル等も聴くようになりました。
ドイツのAbsurd等のNS Black Punk Metal等も同じ時期に聞き始めました。

現在では色々なバンドを聴くようになりましたが、好きなバンドはフランスのBlack Murder、Vlad Tepes、DSBMだとSilencer、SORTSIND、MALVERYが好きです。

韓国のOrigin of plagueもとても好きです。

日本のバンドで好きなバンドはFenrisulf、Enfer Kommander、Juno Bloodlust、Fra Hedensk Tid、Ethereal Sin、Eternal Forestです。
特にFenrisulfが一番好きでボーカルのSyuriさんのあの強烈に狂った叫び声は私の今までの常識を大きく覆しましたし、私の歌唱スタイルもSyuriさんからの影響が多いです。

確かに、私が作る作品にはフランスのブラックメタルの影響が強いです。
特に私はメロディーを破壊的にめちゃくちゃにしたブラックメタルが大好きで私の作る曲はフランスのLes Legions Noiresの影響が多いでしょう。

しかし、ただそれだけではなくて、classicのフレーズをブラックメタルにarrangeして入れてみたり、pianoを使ったAmbient要素を取り入れたりして独創性を強く意識しています。

私の歌唱スタイルに関してはFenrisulfやSilencer、そして初期Mutiilationからの影響が多いです。

私はフランス語が好きです。
フランスの言葉は他のどの国にも無い美しい響きがあります。

BMを始めようと思ったきっかけは5年くらい前に行われたFra Hedensk TidやFenrisulfなどが出演していたLive eventで、そのLiveを観に行った時、初めて直接BM演奏を目の当たりにし衝撃を受けて、そこから自分もBM音楽をプレイしたくなりました。

もちろん、とても思い出に残っている楽しいLive eventで出演者のバンドの皆さんもとても心優しい方達でした。

ちなみに、元々私は高校生の時からバンド活動をしています。
BM音楽を作り始めたのは2009年くらいからですが、BM音楽をやる前から元々Scream歌唱スタイルが得意だったのでBMスタイルの歌い方に慣れるのは早かったです。

2. 今までFaith of Gestalgt, 「…」、永遠厨二病、Suicide Forestというプロジェクトがありました。バンドの違いを教えてください。

Faith of Gestalgt,は色んな意味で実験的な音楽スタイルのバンドでしたが、実は私の中ではあまり良い思い出があるバンドではありませんでした。
Faith of Gestalgt,作品を聴いてもらえればなんとなくわかるかもしれませんが、当時の私は酷い精神疾患状態で(高校生の時から精神疾患を患っていて、今でも不健康です。)Faith of Gestalgt,をやっていた時は何度か自殺未遂をして病院に運ばれたり精神病院に強制入院されそうになったりしていて、Faith of Gestalgt,はその病んだ精神性が産み出した狂った音楽のバンドでした。
特徴としては思い付いた事をとにかく音で現していたところですね。
そのため、実験音楽、Noise Music要素が多かったと思います。

「…」はシューゲイザーBMプロジェクトですね。
この頃には少しBM音楽をplayするのに疲れてしまっていて、綺麗な儚い音楽を作りたくて、ある意味でのリハビリテーションでした。
そのため、クリーンボイスや綺麗な音のguitar等を使った曲が多いです。

永遠厨二病はFaith of Gestalgt,をやっていた時に正体不明でリリースした作品でとにかく狂ったnoise Musicを作りたいと思って製作しました。
特徴としてはBM音楽を通り越してもはやJunk noiseとなっています。

Suicide Forestは2014年に始めた新しいバンドで今までやってきた音楽を昇華し、とことん突き詰めた斬新なBM音楽となっています。

スタイルとしてはDSBMですが、典型的なDSBMにとらわれずに今までの経験を全て詰め込んで今まで私がplayしてきたバンドの中で一番素晴らしいBMバンドにしたいと思って活動しています。
テーマはSuicideですが、実はこのバンドを通して伝えたいことは"生きている事の大切さ"です。
精神疾患を抱えて何度も自殺を試みた私ですが、自殺未遂を乗り越えてそこに見出だした"生きる希望"が根本的なテーマです。
自殺を謳った曲が多いですが、その根本にあるのはそれでもやっぱり生きていたいと言う意思です。
Suicide Forestを結成してから私のボーカルも格段に実力を得て、今までで一番良い声で歌えています。

3. Faith of Gestalgtの方がEPやアルバムが今まで多いです。毎回まったく違うジャケットでした。どうやってビジュアルを決めるのですか？

Faith of Gestalgtのジャケットは基本的にEPやアルバム事にテーマを決めていてそれに合わせたビジュアルにしています。
元々私は写真や芸術を好んで少し足しなんでおりcorps paintなどのmake upも全て自分で行っています。

頭の中に浮かんだテーマを具現化したらあのような様々なビジュアルが実現されました。

ちなみに、バンドのLOGOは私の親友であるMisanthropic Art ProductionのVhanくんが手掛けてくれました。


4. 「11月16日、私は自殺をします」という作品もありましたが、どういう意味でしたか？

「11月16日、私は自殺をします」はちょっと危険な作品で、11月16日は私の誕生日なのですが、これをリリースした当時の私は自殺未遂で飛び下り自殺を試みて、背骨を骨折していた状態で、とにかく生きるのが辛くて、誕生日に自殺の歌を公開自殺予告としてリリースして自殺したらある意味で生きてきた事が救われるのではないかと言う思いで製作しました。
これをリリースした後服毒自殺をしようと試みましたが、結局死ねなかったです。
しかし、それも人生の試練なのだと今は思っています。

ちなみにこの曲では背骨と肋骨を骨折している状態で痛みに耐えながらなおかつ坑精神薬を大量に服用して意識があやふやな状態で歌ったのでこれはある意味での究極のDSBM音楽になったのではないかと思います。

もちろん、そういった行為は大変危険なため、皆さんは真似しないで下さいね(笑)


5. Faith Of Gestlagtは超Underground界のバンドです。日本でのUndergroundを紹介してください。バンドが多いですか？「日本シーン」があると思いますか？

Faith Of gestlagtは超Undergroundと印象付けられる事が多いですが、実は私はあまり日本のUnderground世界について詳しくありません、、、
私はパニック障害という疾患を持っており、あまり長時間Live会場や人がたくさんいるところに居続けると発作を起こして倒れてしまいます。

本来Underground BMをplayする立場ならlive会場にたくさん足を運ぶべきなのですが、健康上の理由でそれがとても難しく、大きな規模のには中々足を運べないため直接日本のUndergroundシーンに触れる事が出来る機会が少ないです。

しかし、Facebook等で日本のUnderground BMバンドの方達と交流していますので、ある程度は情報は聞いています。
日本のUndergroundシーンはとにかく"人と人の絆"を大切にする心優しい人達が多いです。
人との絆を大切にし、間違った事をしている人がいたらそれを正す真面目で良い人達が集まっているシーン、と言うのが私が感じたUndergroundシーンの皆さんの印象です。

実際に私に仲良くしてくれているUndergroundの先輩や仲間達は本当に素晴らしい人達でとても優しいです。
間違った事は間違っているから直そうね、とちゃんと叱ってくれますし、私が思い悩み、精神的に不安定になっても決して見放さずいつも励ましの言葉をくれます。

私がバンドを続けていられるのはundergroundシーンの先輩や仲間のおかげです。
とても感謝しています。

バンドについては、BM音楽に限ってはBM音楽をやりたがる人が他の国に比べて圧倒的に少ないためバンドの数が少ないです。
また一人でバンドをやる人も多くいます

「日本シーン」と言うものは確かにあると思いますが、私はこの「日本シーン」と言うのはバンドをplayしている側とただリスナーである側と大きな温度差がある思います。
日本で行われる大規模なBMイベントに来るリスナー達は私の知る限りではほとんどがインターネット掲示板やTwitterの使用者でバンドの悪口や陰湿な陰口を口にしているリスナーが多く、インターネット掲示板を使っているリスナーは本当に人間性を疑うような酷い事を口にする人しかいません。
(私もTwitterや掲示板で日本のBMリスナー達から酷い中傷を受けたり容姿や顔の事を馬鹿にされたり、個人情報を悪用されたりしました。)

皆、そうやってTwitterや掲示板でバンドや個人の悪口ばかりか書いているのにlive会場に行けば態度を裏返して仲の良いふりをして馴れ合いをする。


多くの日本BMバンドの心優しい人達が心無いリスナー達のせいで傷付き、中にはそのリスナー達の話の元も無い非難中傷のせいでBMをplayするのを辞めてしまった人もいると聞きます。

なので、日本のシーンと言うのはバンドをplayする人達と、ただ音楽を聴くだけの人達とで大きな違いがあると私は思っています。(あくまでも個人的な見解ですが。)

私は日本の大多数の陰湿な心無いBMリスナー達を昔も今もこれからも決して許すことはないですし、彼等はFake TRUEだと思っています。

なので私が思う"TRUEな日本シーン"とはどれだけ困難に見回れてもそれを乗り越えてBMを続けている私の先輩や仲間達の事だと思います。


6. 好きな日本のBMバンドを紹介してください？

好きな日本のBMバンドはFenrisulf、Fra Hedensk Tid、Ethereal Sin、Enfer Kommander、Juno Bloodlust、等です。
冒頭でも書きましたが私の歌唱スタイルはFenrisulfのvocalist、Syuriさんからの影響がとても強いです。
ちなみに余談ですが、私のScream歌唱スタイルはSyuriさん本人も"素晴らしい声だね!"と褒めてくれました。


7. 狂っている曲を作っていると思います。クレイジーです。アドリブという感じもします。一番汚いBlack Metalを目指しているでしょう！＾＾　作曲のプロセスを教えてください。

そこまで言われると嬉しいですが少し照れますね。(笑)
作曲プロセスについてですが、私は実は音楽理論が全くわからず、コードもわかりません。
しかし長年pianoを習っていたので例えばguitarを弾いていても感覚で自然と曲が出来上がります。

私は小難しい事が苦手で自分のおもむくままに作曲をします。
そのプロセスが私には一番合っていますしそれが私の作る破壊的な音楽に結び付いていると思います。

これは自論ですが、音楽は機械運動ではありません。
音楽は生き物です。
それを大切にしながら曲を作っています。

ちなみに私の作る曲はBM音楽以外の要素が含まれており、日本のROCKバンド"LUNA SEA"のSugizoさんやInoranさん、"MALICE MIZER"のManaさん、"Raphael"のKazukiさんからの影響が時折強く現れます。

特にguitarの音色はLUNA SEAのSugizoさんからの影響が強く現れています。
一時期にはMALICE MIZERの影響でguitarシンセサイザーを使用しようかと考えた事もあります。


8. Black Metalは反キリスト教、憎しみ、絶望の音楽だと言われる。Nocturnal NoirさんにとってBMは何ですか？

Black Metalは確かに反キリスト教ですが、私個人は無宗教で無神論者です。

私は全く宗教的な思想は持ち合わせておらず、どちらかと言うとBM音楽の狂った音に心を奪われました。

狂っているものは好きですが、平和主義のため争いは嫌いです。

私の音楽はとても狂っていますが、それは精神的に不安定な私の性格が産み出したいわゆるMad scienceなのです。
私にとってBMをすることはすなわち"生きる"と言うことです。
生きる手段であり自分自身を表したものです。


9. 外国では「日本は理想的な国。安全な場所で犯罪が少ない。皆優しい」と思う人が多い。だからBlack Metalみたいな激しい音楽を作りたい日本人がいることにびっくりするそうです。どう思いますか？なんでBMを作りたくなる日本人がいると思いますか？反仏教というBMはありますか？日本人は何にたいして不満やストレスを感じていますか？

日本は確かに武器や拳銃が法律上禁止されている国なので安全なイメージはありますが、そのぶん"いじめ行為"による犯罪や"虐待犯罪"や"psycho pass殺人"インターネット掲示板による"インターネット犯罪"等が多い国です。
私はとにかく喧嘩事や争いが嫌いなので私の目線から見れば日本は日本で結構皆すさんでいると言うか、狂っているというか、そんな印象ですね。

なぜBMを作りたくなる日本人がいると思うかと言うとそれだけノルウェーやフランスのBM音楽は日本人のmetalプレイヤーに大きな影響を与えたからではないか?と私は思っています。
実際、日本のBMプレイヤーはみんなBMが大好きなんだと思います。

反仏教というBMは今のところ私は見たことも聞いたこともありません。
逆にそういうバンドが出てきても面白そうですね。(笑)

私は基本的に他人や世間の出来事に無関心なので他の人の事はわかりませんが、日本人が抱える不満やストレスの多くは対人関係やインターネット批評、仕事での拘束時間の長さや会社や学校でのいじめや差別、見た目や容姿に対する大多数からの批判や偏見、とかだと思います。
(あくまで私の目線からなので他の人は違うと言うかもしれませんが。)

10. NS black Metalプロジェクトもやりましたね。永遠厨二病。日本のNS !それも話を聞きたいです！

永遠厨二病、聴いて下さってありがとうございます。
あんなにマニアックなバンドをよく聞いてくれましたね(笑)
まさかフランスまで届いているとは思いませんでした(笑)

確かにあのバンドのテーマはNSですが、これはあくまでもテーマとしてのNSです。(笑)

ヒトラーの頭の中は一体どうなっているのか、等と考えながら構想を練り、作りました。
勘違いしてしまう方もいるかもしれないので予め言っておきますが、決して"天皇崇拝"等を助長しているわけではありません。

敢えて言うならばある意味での"自己革命(自分に対する革命)"的な意味合いが強いですね。
もし日本人がこんなNSバンドをplayしたならばどうなるか?みたいな事を当時は考えていました。

11. 今はSuicide Forestで初めてソロではない。1人じゃないと何がいいですか？何がきついですか？

今はmemberがいるのでみんなで作曲が出来ますし、堂々とliveも出来ます。
何より自由に歌うことが出来るのでVocalistとして表現がよりダイレクトに出来るようになりました。
今までは全部一人でやっていたので中々liveが出来ず、liveが出来てもmetalイベントには出してもらうことが出来ずにアコースティック弾き語りのイベントやMetalと無関係なイベントにしか出してもらえませんでした。

逆に今きついところと言うか苦労しているところはmemberが(全員ではないですが)音楽理論で物を言ってくるところです。
私は先程も言いましたが音楽理論が全くわかりません。
なので、「この曲はどういうコード展開ですか?」だとか、「譜面を作ったので見てくれませんか?」だとか言われてしまうと答えられなくなってしまいどうしたら良いのかわからなくなってしまいます。(T_T)

またmemberが揃ったのは良いのですが、それぞれが忙しくて中々合同練習が出来ずに困っています。

まだ大学生のmemberもいるから、どうしても予定が合わないのは仕方ないが、少しずつ皆で合同練習出来るように努力をしています。


12. これからの目標・夢を教えてください。

これからの目標は今まで以上にliveや製作活動を極めていき、日本だけでなく世界に通用するBMプレイヤーになることです。

夢は"一生BMに生きる"ことです。
もう私も30歳が近づいたおじさんですが、おじいさんになってもBMだけは絶対に続けていきたい。そう思います。
ちなみに世界に進出する事も夢のひとつだが、このインタビューで実現したのでとても嬉しく思います。


13. それではフランス人の皆さんへのメッセージをお願いします。

フランスの皆さん!私のインタビューを読んでくれてありがとうございます!
日本にも素晴らしいBMバンドがたくさん居ますのでもし日本のBMバンドがフランスでliveをする時は鑑賞しに行ってみて下さい!^^
また、良かったら日本にも遊びに来てね!

心に黒い魂を!BMを愛する心を永遠に保って下さい!

DOSSIERS LIES

Black Metal japonais : d'A(bigail) à Y(vonxhe) Avril 2015